2009年5月2日 |
4月の末・・・29日ごろから急に暖かくなりまして、オイラの地域では最高気温25度以上を保ちつつゴールデンウィークに突入しました。 そんな気温の変化を敏感に感じ取ったのか、押入れの中のエサの減りが激しくなりました。 うちには国産オオが6頭いますが、無産地62ミリペアと岡山県産67ミリのペアは活発に行動しています。 種親候補の70ミリもそろそろ起きてくるでしょう・・・というわけで、29日の夜からオスメスを同居させています。 4月の初旬にペアリングしたときは、交尾を確認できないまま1週間が経過したのでまた別居に戻しました。 今回のペアリングは3日と短いですが、合計で10日経っているので「交尾済み」と判断しています。 餌皿の下に2匹でいることもありましたし・・・。オスは仰向けでメスはうつ伏せでしたけど・・・。 というわけで今回は産卵セット講座です。ちなみに数年ぶりに組むので、真似されて「ウチでは取れなかったよ!」って言われると落ち込みます。 1:まずは産卵木の準備です。高橋農園さんからクヌギ中柔軟材を購入していましたので、それを使います。 オイラは熱湯を産卵木の切断面にかけ、5分ほど蒸らしてから水を張ったコンテナに1時間浸けます。(写真を撮り忘れました。) 1時間経った産卵木を水から上げ、樹皮を剥いていきます。 これは剥く人と剥かない人がいますから、面倒だと思ったら飛ばして良いと思います。 樹皮を剥いた産卵木の図 2:なるべく大きい飼育ケース(コンテナボックスでも可)を用意します。 底にマットを薄く(2〜3センチ)固めに詰めます。材産みの国産オオには関係ないかもしれませんが、オイラはやっています。 写真では発酵マットを使っていますが、国産オオは材産みなのでオガ粉でもかまいません。 ただ、針葉樹マットは避けたほうが無難です。 3:マットを詰めたケースに産卵木と菌床ブロックを並べます。菌床ブロックを使わない人は産卵木だけで良いです。 写真は月夜野きのこ園さんの「クヌギBasic」です。 購入後1ヶ月ほど放置して菌を回したものを使用しました。 産卵木は立てても寝かせてもどちらでもかまいません。 4:ここからが自己流。1本目の産卵木の半分ほどが埋まるまでマットを入れ、その上に2本目の産卵木を置きます。 産卵木自体はマットに埋めてしまっても出ていても構わないのですが、 マットから出すとカビが生えます。特に害があるわけではないので、気にならない方は出してしまって良いでしょう。 産卵木を出す利点として、メスの削ったあとが観察できるというのがあります。今回はそれ目当てです。 5:マットを軽く手のひらで押し、表面を平らにします。 転倒防止の樹皮なんかをばら撒いて、霧吹きをかけて終了です。 コンテナボックスを使う場合、水分が多すぎるとフタを開けた時に水がすごい勢いで垂れます。 オイラはコンテナを使うときはマットに加水しません。状況を見ながら霧吹きをしたり、コップで水を流したりします。 今回のセットはこれで終了です。オイラは出戻りなので初心者とほとんど変わりません。 同じ方法でセットして「ウチでは失敗しました!」って言われると落ち込みます。その場合オイラも失敗している可能性が高いからです(大笑) |
2009年5月6日 |
さすがに同居期間1週間も取ってりゃ大丈夫・・・そう言い聞かせてセットしたのですが、どおぉぉぉぉ・・・しても不安だったのでオスメス
一緒に産卵セットに放り込んだのが4日前です。 その後国産カブトがカビまみれボフボフ状態になってコーヒービンからサルベージされたり、ベランダに置いていた発酵マットに飼い猫がオシッコかましたりして 般若の如く追い掛け回した挙句エサ抜きの刑に処したりとイベントには事欠かないGWでした。 その間1日2回は産卵セットのフタを開けて確認しいたのですが、いつも写真の辺りで交尾してやがります。 ・・・うん。間違ってない。交尾が確認できないから一緒に入れた。間違いじゃないんだけどムカツクのは何故でしょう・・・。 そして今朝オスを抜きました。あれほど地表に出ていたメスは、パートナーが居なくなった途端もぐってしまいまいした・・・。 交尾を行っていたのは菌床とケースの間(ピンク字)。 産卵木にカビが生えてきましたが、メスが産卵を開始すれば勝手に消えるとの話です。 しかしまぁ見事に生え腐ったもんで・・・湿度少な目なんですが・・・。 セットが2日、一応割り出しは7月4日の予定です。 しかしですねぇ・・・最近また気温が下がって来たので少々不安。 押入れの中は21〜24度程度あるので、活動スイッチは入ったはずです。果たして・・・? |
挑戦と不安の月。
まさかのボウズ!信じられない!